株式会社フジクラ

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トップメッセージ

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株主の皆様へ

平素は、格別のご高配を賜り誠にありがとうございます。
当社グループの当期の概況につきましてご報告申し上げます。

当期の業績について

取締役社長 伊藤雅彦

はじめに、2018年8月31日に公表いたしました当社製品の一部における品質管理に関わる不適切事案(以下「品質不適切事案」といいます。)について報告いたします。当社は、品質不適切事案の判明を受け、事実確認及び原因究明等を外部の法律事務所に委嘱し、調査結果の報告を受けました。その調査結果を踏まえ、2019年4月25日、これまでの経緯、当社が把握した不適切事案の概要、原因及び再発防止策及び取締役の報酬返上について公表いたしました。当社は、このような事態を二度と起こさないとの断固たる決意をもって、グループ会社を含めて再発防止策を着実に実行することにより、当社グループにおけるガバナンスの向上と品質管理体制の強化と定着を図り、失った信頼の回復に取り組んでまいります。株主の皆様、お客様をはじめ、多くの関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をお掛けしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。

2018年度の我が国経済は、第4四半期に輸出や生産の一部に弱さもみられるようになったものの、全体としては緩やかな回復基調で推移しました。しかし、通商問題の動向が世界経済に与える影響や、中国経済の先行き、海外経済の動向と政策に関する不確実性等に留意が必要な経済環境でした。

2018年度の当社グループの業績は、売上高は前年度比4.0%減少の7,107億円、営業利益は同19.4%減少の276億円となりました。

売上面では、エネルギー事業部門は、主に、当社の電線・ケーブル販売を担う連結子会社であった株式会社フジデンの当社所有全株式を譲渡したことにより減収となりました。情報通信事業部門は、光ファイバ事業において増産設備が稼働を開始したことによる増収もありましたが、データセンタ向け光接続部品等の当社主要顧客への売上が減少したため、全体として減収となりました。また、FPC(フレキシブルプリント配線板)及びコネクタを中心とするエレクトロニクス事業と、自動車用ワイヤハーネスを中心とする自動車電装事業は、それぞれ主要顧客向けで需要減となったことで減収となりました。

利益面では、光ファイバ増産設備の稼働開始といった増益要因もありましたが、バングラデシュにおける送電網EPC事業(注)での設計過誤等によるコスト増、データセンタ向け光接続部品等の当社主要顧客への売上の減少、並びにFPCの需要減などが営業利益の減益要因となりました。

経常利益は、営業外収益44億円及び営業外費用110億円を計上し、前年度比38.4%減少の210億円となりました。

特別利益は、政策保有株式その他の投資有価証券売却益、及び不振であった海外子会社の光スイッチ事業の譲渡益など合計57億円を計上しました。一方、特別損失は、ブラジルにおけるEPC事業推進のために設立した現地子会社の業績不振による事業縮小に伴う出資金評価損などの損失101億円、国内外の拠点整理等にかかる事業構造改善費用17億円、及び品質不適切事案に係る損失17億円など合計162億円を計上しました。これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前年度から169億円減少の14億円となりました。

(注)EPC事業とは、電線・ケーブルの供給並びに敷設工事の設計及び施工を一体として提供する事業を言います。(Engineering:設計、Procurement:調達、Construction:建設)


2019年度の業績予想について

2019年度の連結の事業計画は、売上高6,900億円(前年度比2.9%減)、営業利益280億円(同1.2%増)、経常利益270億円(同28.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は前年度から105億円増益の120億円としました。

株主の皆様への利益還元は、配当性向20%を目処とする方針通り、1株当たりの配当は2018年度から2円減配の年10円(中間配当、期末配当とも5円)としました。

当社グループは、“つなぐ” テクノロジーを通して、「お客様から"ありがとう"と感謝され、社会からは高く評価され、社員は活き活きと仕事をしている」そのような企業グループを目指し、これからもより高い目標の実現を目指してグループ一丸となって邁進していきます。

株主の皆様におかれましては、当社グループへのより一層のご理解と今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

取締役社長 伊藤雅彦署名

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