株式会社フジクラ

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フジクラグループ調達基本方針

 フジクラグループの事業は、原材料・部品や設備を供給いただくお取引先の皆様によって支えられています。公平公正で誠実な調達活動を通じ、お取引先との強固な信頼関係を築くために、フジクラグループは、「フジクラグループ調達基本方針」を制定しています。また、「フジクラグループ調達購買部門行動規範」を制定して自らの行動を厳しく律しています。さらに、グループ各社が参加して下請法講習会を定期的に行うなど、コンプライアンスに対する取り組みを継続しています。

フジクラグループ調達基本方針

フジクラグループCSR調達ガイドライン

 グローバル化が進む企業活動の中では、自社のみならず、サプライチェーン全体での社会への責任が問われています。フジクラグループでは、お取引先の皆様に対して、CSR調達へのより一層の理解と実践を求めるため、「フジクラグループCSR調達ガイドライン」を作成しました。本ガイドラインは日本語・英語・中国語に翻訳され、世界中のサプライヤが閲覧できるようにしています。2018年5月14日に第3版となっています。

CSR調達ガイドラインで定める6分野

1.人権・労働
(1-①) 児童労働禁止及び青少年労働の制限 最低就業年齢に満たない児童対象者を雇用せず、また青少年の発達を損なうような就労をさせない
(1-②) 強制労働の禁止 すべての従業員をその自由意思において雇用し、また従業員に強制的な労働を行わせない
(1-③) 差別の排除 求人・雇用における差別をなくし、機会均等と処遇における公平の実現に努める
(1-④) 体罰・虐待・ハラスメントの禁止 従業員の人権を尊重し、虐待や各種ハラスメント(嫌がらせ)をはじめとする過酷で非人道的な扱いを禁止する
(1-⑤) 適正な労働時間管理 法定限度を超えないよう、従業員の労働時間・休日・休暇を適切に管理する
(1-⑥) 安全で衛生的な職場環境及び健康管理の推進 快適な職場環境の実現と労働条件の改善を通じて職場における労働者の安全と健康を確保する
(1-⑦) 緊急時の対応 生命・身体の安全を守るため、発生しうる災害・事故などを想定のうえ、緊急時の対応策を準備し、また職場内に周知徹底する
(1-⑧) 公平で公正な報酬の提供 従業員に少なくとも法定最低賃金を支払い、また不当な賃金減額を行わない
(1-⑨) 労働者の権利の尊重 労働環境や賃金水準等の労使間協議を実現する手段としての従業員の団結権を尊重する
2.環境
(2-①) 製品に含有する化学物質の管理 すべての製品に対して、法令等で指定された化学物質を管理する
(2-②) 製造工程で用いる化学物質の管理 製造工程において、所在国の法令等で指定された化学物質を管理する
(2-③) 環境マネジメントシステムの運用 環境マネジメントシステムを構築し、また運用する
(2-④) 排出基準の遵守(排水・汚泥・排気など) 排水・汚泥・排気などに関する所在国の法令等を遵守し、また必要に応じて自主規準をもって更なる改善をする
(2-⑤) 法規制・条例の遵守 所在国の法令・条例等に従い、必要とされる場合は行政からの許認可を受け、また必ず要求された管理報告を行政に提出する
(2-⑥) 資源・エネルギーの有効活用 省資源・省エネルギーを実行するための自主目標を設定し、また継続的な資源・エネルギーの有効活用を図る
(2-⑦) 温室効果ガスの排出量削減 温室効果ガスの排出量削減を実行するための自主目標を設定し、また継続的削減を図る
(2-⑧) 廃棄物削減 最終廃棄物の削減を実行するための自主目標を設定し、また継続的削減を図る
(2-⑨) 環境保全への取組状況の開示 環境活動の成果について、必要に応じ開示する
3.公正取引・倫理
(3-①) 汚職・賄賂などの禁止 政治・行政との健全かつ正常な関係を保ち、贈賄や違法な政治献金などを行わない
(3-②) 優越的地位の濫用の禁止 優越的地位を濫用することにより、サプライヤに不利益を与える行為を行わない
(3-③) 不適切な利益供与および受領の禁止 ステークホルダーとの関係において不適切な利益の供与や受領を行わない
(3-④) 競争阻害行為の禁止 公正・透明・自由な競争を阻害する行為を行わない
(3-⑤) 正確な製品・サービス情報の提供 消費者や顧客に対して、製品・サービスに関する正確な情報を提供する
(3-⑥) 知的財産侵害の禁止 他者の知的財産権を侵害しない
(3-⑦) 適切な輸出管理 法令等で規制される技術や物品の輸出に関して、明確な管理体制を整備して適切な輸出手続を行う
(3-⑧) 責任ある鉱物調達 人権侵害に荷担する鉱物の不使用を目指す
(3-⑨) 情報公開 法令等で公開を義務付けられているか否かを問わず、ステークホルダーに対して積極的に情報提供・開示を行う
(3-⑩) 不正行為の予防・早期発見 不正行為を予防するための活動を行い、また早期に発見し対応するための制度を整える
4.品質・安全性
(4-①) 製品安全性の確保 自社の責任で製品設計を行う場合、製品が各国の法令等で定める安全基準を満足する
(4-②) 品質マネジメントシステムの運用 品質マネジメントシステムを構築し、また運用する
5.情報セキュリティ
(5-①) コンピュータ・ネットワーク脅威に対する防御 コンピュータ・ネットワーク上の脅威に対する防御策を講じて、自社および他者に被害を与えないように管理する
(5-②) 個人情報の漏洩防止 顧客・第三者・自社従業員の個人情報を適切に管理・保護する
(5-③) 顧客・第三者の機密情報の漏洩防止 顧客や第三者から受領した機密情報を適切に管理・保護する
6.社会貢献
(6-①) 国際社会・地域社会への貢献 国際社会・地域社会の発展に貢献できる活動を自主的に行う

社会的に関心の高い課題への対応

英国現代奴隷法ステートメント

 フジクラグループは、英国法"Modern Slavery Act 2015"への対応として「フジクラグループ 英国現代奴隷と人身取引に関するステートメント」を策定しました。フジクラグループは、事業活動のなかで影響を受けるすべての人の人権が守られなければならないことをよく理解し、人間の尊厳と国際的に認められたすべての人権を尊重するため、現代奴隷および人身売買撤廃のための取り組みについてステートメントを策定しました。

フジクラグループCSR調達推進体制

 企業のグローバル化が加速している昨今、企業の調達活動に求められる社会的責任の重要度はますます高まっています。フジクラおよびフジクラグループでは、CSRに関する社内会議を定期的に開催しています。2017年度は2回行い、関連法規の説明と遵守やサプライヤ管理の取組みなどを共有しました。また、ESGに関するテーマが増え、紛争鉱物などサプライチェーンにおける人権デューデリジェンスの重要性や、気候変動対応に関する情報など、取引先の皆様と共有すべきテーマも検討しています。こうした会議を通じて調達担当スタッフの能力強化につなげています。

 また、お取引先の皆様と直接対話する場として「フジクラグループ・パートナーズ・ミーティング」を毎年開催しています。直接的なコミュニケーションを通じて、フジクラグループのCSR調達にご理解をいただくなど、サプライチェーン全体でCSR調達に取り組んでいます。

サプライチェーンのリスク評価

 フジクラグループでは、サプライチェーンにおけるリスクを見極め、それを極小化することを目的として、グループ各社の購買部門に対してサプライチェーンマネジメントに関する調査を実施しています。同時に、人権デューデリジェンスへの取り組みとして、専門家を交え検討会を開催しています。

CSRサプライチェーン・アンケート

 フジクラグループでは、サプライチェーンにおけるCSR活動の実態を把握するため、主要なお取引先に対して、定期的にサプライチェーン・マネージメント・アンケートを行っています。アンケートの結果は、お取引先にフィードバックし、情報の共有を図っています。アンケートの内容については以下の通りです。

  • お取引先様でのCSR調達実施状況
  • 取引先評価の実施について
  • 紛争鉱物調達についての対応
  • 環境負荷物質含有防止の取り組み状況について
  • フジクラグループCSR調達ガイドラインの展開
  • 英国奴隷法の認知度とその対応について 等

サプライヤ評価制度

 Q(品質)、C(コスト)、D(納期対応)、D(開発貢献度)、M(マネージメント)の視点から、お取引先を公平公正に評価し適切なサプライヤレイアウトを実現するため、フジクラグループでは2016年度よりサプライヤ評価システムを導入いたしました。今後は適用範囲を拡大していき、高評価のお取引先とはより深いパートナーシップを構築していきます。

パートナーズミーティング

 CSR調達の推進と浸透には、お取引先の皆様との直接対話が欠かせません。フジクラグループでは、東京、上海、バンコクで「フジクラグループ・パートナーズ・ミーティング」を毎年開催し、お取引先の皆様のご理解とご協力を得て、サプライチェーン全体でCSR調達に取り組んでいます。

 パートナーズ・ミーティングでは、ご参加いただいた取引先の皆様に、フジクラグループの経営計画やフジクラグループCSR方針(人権、環境含む)、CSR調達ガイドラインの詳細などを説明しています。近年は、紛争鉱物などサプライチェーンにおける人権デューデリジェンスの重要性や、気候変動対応に関する情報提供など、ESGに関するテーマも取引先と共有しています。

 また、タイ王国のFETL社では、2016年より、サプライヤ評価制度において高い評価を得た取引先を選定し、バンコクで行われたパートナーズ・ミーティングにおいて表彰しています。優良事例を取引先と共有を図ることで、より深いパートナーシップを構築していきます。

「フジクラグループ・パートナーズ・ミーティング」

「フジクラグループ・パートナーズ・ミーティング」

紛争鉱物への対応

 フジクラグループCSR委員会は、コンゴ民主共和国およびその周辺国・地域で起きている紛争に関連して武装勢力による非人道的行為(人権侵害、強制労働、児童労働)によって産出された紛争鉱物を、人道的な観点から原材料として使用しない方針『フジクラグループ紛争鉱物不使用方針』を2011年8月を制定し、公表しました。
 また、最近ではコバルト採掘における児童労働も問題として認識されており、参加している電子情報技術産業協会(JEITA)の紛争鉱物の委員会である「責任ある鉱物調達検討会」において対応を検討し、グループ内への情報提供とともに、対応強化を進めて参ります。

フジクラグループ紛争鉱物不使用方針

 フジクラグループは、コンゴ民主共和国およびその近隣周辺国で武装勢力による非人道的行為(人権侵害、強制労働、児童労働)によって産出された紛争鉱物であるタンタル、タングステン、スズ、金を原材料として使用しない方針です。また新たに使用が確認された場合は、調達を速やかに停止します。

紛争鉱物対応に関する啓発活動

紛争鉱物対応に関する啓発活動

  • 環境にやさしい調達活動に積極的に取り組んでいます。その取り組み状況は、「グリーン調達・購入」で環境活動のページに記載しています。

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